クロスビー、スティルス&ナッシュのその後と現在

2000年以降のCSNの各メンバーの活動ぶりを振り返ってみましょう。(ウィキペディアからの抜粋)


<スティーブン・スティルス>

2005年、ソロ・アルバム『Man Alive!』をイギリスの独立レーベル、Talking Elephantから発表。
2006年から2007年にかけて、ザ・カルテットというバック・バンドを伴って積極的にツアーを行い、2008年10月にはソロで初めてヨーロッパをツアーしました。

2011年、映画『Wretches & Jabberers』のサウンドトラックに "Low Barefoot Tolerance" を提供。

2013年、ケニー・ウェイン・シェファード(G)、バリー・ゴルードバーグ(Key)と3人でブルースバンド「The Rides」を結成。

2017年、かつての恋人でもあり50年来の友人で女性歌手の、ジュディ・コリンズとのコラボによるStills & Collins名義の作品『Everybody Knows』を発表。


<デビッド・クロスビー>

CPRとしての活動中に2枚のオリジナル・アルバムと2枚のライブ盤をリリースし、スティーリー・ダンに近いジャジーなサウンドは高い評価を得ましたが、インディーズからのリリースでヒットにはつながらず、2004年に解散となりました。

断続的に行われていたCPRの3枚目のアルバム・セッションは、クロスビー&ナッシュのアルバム・セッションとして再開され、2004年、約30年ぶりとなるアルバムを2枚組で「Crosby*Nash」として発表。

2014年、約20年ぶりとなるソロ・アルバム『Croz』を発表。
実の息子、ジェイムス・レイモンドとの共作が多く収められ、レイモンドはプロデュースも担当しました。
このアルバムは全米36位を記録。

2016年10月、ジャズ集団スナーキー・パピーとの交流を経て、リーダーのマイケル・リーグとのコラボレーションに発展し、ソロ・アルバム『Lighthouse』を発表。
全米117位を記録。
また、英MOJO誌の2016年の年間ベスト・アルバム TOP50にランクインされました。

2017年9月、ニューアルバム『Sky Trails』(ジェイムス・レイモンドのプロデュース)を発表。
Billboard 200ではチャートインしなかったものの、Independent Albumsチャートでは10位、Americana/Folk Albumsチャートでは11位、Top Album Salesでは57位を記録。

2018年10月、『Lighthouse』でのマイケル・リーグとのコラボレーションを発展させ、同アルバムに参加していた、ベッカ・スティーヴンス、ミッシェル・ウィリスとの共同制作によるニューアルバム『Here If You Listen』をリリース。
BillboardチャートのIndependent Albumsチャートでは12位、Top Album Salesでは87位、UKチャートで88位を記録。


<グラハム・ナッシュ>

2002年、ソロアルバム「Songs for Survivors」発表。

2005年、ノルウェーのミュージシャンa-haのアルバム "Analogue" に収録された "Over the Treetops" (ポール・ワークター=サヴォイ作)、"Cosy Prisons" (マグネ・フルホルメン作)の2曲に参加。

2006年、クロスビーと共にデヴィッド・ギルモアの3枚目のソロ・アルバム『オン・アン・アイランド』のタイトル・トラックに参加。
3月にリリースされた同作はUKチャートの1位となる。
ナッシュとクロスビーは、ギルモアのツアーにも同行し、「オン・アン・アイランド」「クレイジー・ダイアモンド」、CSNYの「自由の値」などを歌いました。

2016年、スタジオアルバム「This Path Tonight」を発表。
新しいアルバムの発表に伴い、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパのツアーも精力的に行いました。



こうして見ると、各メンバーとも、2000年以降も活発に活動を続けていることがわかります。

また、2015年にはCSNとして20年ぶりの来日公演が行われ、ジャクソン・ブラウンがゲストとして参加したことでも話題となりました。

2015年の日本公演では相変わらずの美しいハーモニーが聞かれ、まだまだCSNも健在、という印象をファンに与えたようです。


しかし、今後、CSN、またCSN&Yとしての活動が再開されるかどうかは、まだまだはっきりしないのが現状でしょう。


2016年には、グラハム・ナッシュはこのように語っています。
「クロスビーのせいで将来的なCSNの活動はなくなった」
https://rockinon.com/news/detail/140082

また、ニール・ヤングもこのように語っています。
「CSN&Yの再結成、扉は閉ざさないが、実現したら驚きだ」
https://www.barks.jp/news/?id=1000174159

長年共に活動していたクロスビーとナッシュなのですが、意外にも、二人の関係が悪化しているのがわかります。

2020年4月8日からは、デビッド・クロスビーの音楽人生を振り返った伝記映画『David Crosby: Remember My Name』がデジタル配信されています。
https://www.youtube.com/watch?v=VBaw4FT7O50

この中で、クロスビーは自分の紆余曲折だらけの人生を時にはユーモアを、また辛辣さを交えて語り、同時に、これまでの自分の言動を反省するような言葉も述べています。

デビッド・クロスビーは、またグループを再開させるに至っては、やはり商業的価値からニール・ヤングの参加を希望している、という旨のコメントも残していますが、やはり今後的に、クロスビーと他のメンバーとの関係修復がどうなるか、というところでしょう。

デビッド・クロスビーは、このように近況を述べています。
新型肺炎の影響で「ツアーが中止となったら、家を失うかもしれない」
https://www.barks.jp/news/?id=1000179951

グラハム・ナッシュは、2020年3月29日、新型コロナウイルスの流行で各国で外出禁止の措置がなされる中、自宅からライブ演奏を配信しました。
「どうか家にいて下さい。手を洗って、コロナウイルスの拡大を防いで下さい」と訴え、「僕達の家」、スティーヴン・スティルスの「4+20」、「ティーチ・ユア・チルドレン」の3曲を演奏しました

新型コロナの影響で、CSNYに限らず全てのミュージシャンが音楽活動に当たって厳しい現状であり、また新しい活動形式を模索しているところですが、さて、今後の音楽産業の展開はどのように変化していくのでしょうか?

<完>

長時間付き合っていただき、ありがとうございました。
いろいろとコメントも歓迎しますし、また、記述内容でどこか誤りなどがありましたら、指摘していただけるのも有難いです。

<追記> 2023年1月18日、クロスビーが死去し、遂にCSN&Yの再結成の可能性は無くなってしまいましたね。

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