各メンバー共に、活動、交流の場を広げることに

1972年4月には、スティーブン・スティルスは元バーズのメンバー、クリス・ヒルマンやCSNYでも共に活動していたドラマー、ダラス・テイラー、ベースのカルビン・サミュエルズらとともにマナサスを結成し、アルバム「マナサス」を発表。

2枚組デビュー・アルバムはビルボードのアルバム・チャートの4位まで上昇しました。



グループのサウンドは、ロック、ブルース、カントリー、ラテンなど、スティーブン・スティルスの幅広い音楽性を反映した内容となっています。


1973年 デビッド・クロスビーのイニシアチブでザ・バーズ オリジナルメンバー再結成 アルバム「ザ・バーズ」発表。


これは、クロスビーが元ザ・バーズのリーダー、ロジャー・マッギンのアルバム作成に手を貸したこと、クリス・ヒルマンと再会したことがきっかけとなったようですが、元々軽い同窓会的なセッションで、ザ・バーズとしての活動再開までには至りませんでした。

クロスビーはロジャー・マッギンとの親交も再開したようで、クロスビー&ナッシュのコンサートにゲストとしてロジャー・マッギンが登場し、3人で「ティーチ・ユア・チルドレン」を歌うこともあったそうです。



1973年4月 マナサス2枚目のアルバム「ダウン・ザ・ロード」発表。

しかし、この後、ダラス・テイラーがヘロイン中毒になってしまったり、カルビン・サミュエルズがバンドを去ったこともあり、マナサスは解散となってしまいます。


1973年 グラハム・ナッシュ2枚目のソロ・アルバム「ワイルド・テイルズ」発表。


この間、CSNY再結成の動きもあったようですが、結局意見がまとまらずに発表されることはなく、グラハム・ナッシュがCSNYのために作った曲で製作されたのがこのアルバムのようです。

内容は、いかにも即席で作られた、どちらかと言えばスタジオ・ライブ的な雰囲気となっていますが、それがまた、グラハム・ナッシュらしい素朴な味わいとなっています。
ジョニ・ミッチェル、デイブ・メイソンも参加していますが、「Prison Song」「You'll Never Be The Same」「Grave Concern」「Oh! Camil (The Winter Soldier)」など、強いメッセージ性もある曲が収録され、隠れた名盤と言ってよいかもしれません。

また、この頃にはグラハム・ナッシュはシンガー・ソングライターのデビッド・ブルーのアルバムのプロデュースを行ったりもしています。

1974年には、1970年代から1980年代前半にかけて人気だったシンガー・ソングライター、ダン・フォーゲルバーグの2枚目のアルバム「アメリカの想い出」のレコーディングにも参加しています。

ダン・フォーゲルバーグは、ギター、キーボード、さらにコーラスも全て一人でこなすことから、「一人のCSN&Y」とも呼ばれましたが、2007年、数年間の闘病生活の後、前立腺がんで死去しています。

再編成、そしてまた分裂


1974年にはクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングが再結成され、ツアーも行われましたが、アルバム作成は頓挫となりました。
4人が集まった曲は、一部ニールヤングのアルバム「ZUMA」に収録されることになりました。



ファンからもニュー・アルバムに対する期待は大きかったのですが、結局発表されることはなく、その代わりみたいに出されたのがベストアルバム「ソー・ファー」でした。



最近になって74年の再結成の時のステージでの演奏、さらに映像も収録されたボックス「CSNY74」が発売され、この時の経過などが詳しく紹介されています。

 

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